【フードデリバリー】そのオファー、最低時給下回ってませんか?
台風が迫った2022年9月18日、ついぞや日跨ぎクエストは付与されなかった。
結果的にクエストが火曜のお昼には復活したものの、月、火の午前中に稼働していた人ももちろん少なくはない。
この時に
「クエストが無いなら単価の高いロングを受ける」
というツイートを見かけたので少し検証してみた。
またどの程度の待機時間であれば最低時給を上回るとかも調べた。経験上の報酬値、またネット・Youtube上での報告値にも沿う結果となったので、収益の推測値の目安にもできそうだ。
結論
- クエストが無い時に数珠る時はロング
- 3km以上のスリコ案件はかなり効率が悪い
- 10分以上待つような状況下では、クエストが有っても最低時給を下回る。
- ちょっと鳴りが止んできたな、という時は近距離を最優先
前提条件として
商品をピックアップして100m先に配達したとしても、配達時間が2分とかになる事はない。
平均してピックアップに3分、配達に3分程は必要だろう。駐輪場からの移動、梱包作業、車道出入り、密集地区脱出、マンションへの出入りなどなどだ。
最低でも7~10分は1件当たりに時間が掛かる。どんなに注文を厳選しても1時間あたり5件程度が限界値だろう。
よって走行距離1kmの配達時間は10分、配達先までの平均時速を20km/hとして計算を行った。
また走行距離が伸びるほど燃料費などの経費が発生するので、今回は原付バイクで1kmあたり6.25円を発生経費として計算を行う。算出方法は以下。
実は自転車は食費がバカにならないので、燃費はおおよそバイクと同じといえる。電動自転車の場合は時給に数十円単位の違いはあるが、傾向はほぼ同様か、長距離走行はより時間がかかるので、ロング案件が試算値よりも不利になる。
数珠状態
忙しさ別に3パターンに分けて計算する。まずは配達が終わる前にオーダーが入る数珠状態。
1km毎に所要時間が2.5分増え、単価は100円増える設定。中単価設定では2kmまでスリコ、低単価では3kmまでスリコとする。
数珠状態で1件の走行距離1kmは除外。
数珠が発生する状況下では概ね予想通り。ツイートにあった通りクエストの無い場合はロングを受けた方が時給も良い。
1件あたり200円相当のクエストがある場合は近距離有利となるが、高単価以外では意外と効率差が無い。
外れクエスト(1件当たり100円)では、単価の状況次第となる。高単価では距離を気にせずよいが、中、低単価では長距離のコスパが良さそうだ。
普通に鳴る時
駅などのスポットから離れたら鳴らないけど、ある程度戻ってきたら鳴る時。
配達後の帰り道の3/4の距離で受注すると仮定。時間もその分追加して計算。
中単価以下でクエストの無い場合はロング有利で、それ以外は近距離優位、または有意差なしという結果に。
しかし5km以上の距離を走った場合は、少なくとも配達地点から3km圏内には注文が取れるスポットがあるだろう。
よって外れクエストの場合や低単価の際は、中距離よりも5km以上の長距離案件に軍配が上がりそう。
10分間地蔵
地蔵スポットに戻ってきてから10分で受注する場合。10分としたのは、これ以上待つと最低時給を割ったから。
距離は先ほどの試算値とかわらず、1件当たりの時間に10分追加した。
この状況下で注文を選べるという事も無いのだが一応。クエスト無しでは長距離が優位。
高単価の状況下では距離ごとに優位差がほぼない。どれを取ってもよさそう。
その他では3km前後の注文じゃなければラッキーという感じ。
まとめ
・クエストが無い時に数珠る時はロング
・3km以上のスリコ案件はかなり効率が悪い
・10分以上待つような状況下では、クエストが有っても最低時給を下回る。
・ちょっと鳴りが止んできたな、という時は近距離を最優先
以上が今までフワッと思ってた事を数値化した結果だ。また、走行距離が2kmを超えた場合、平均速度が30~40km/h程度までは上昇、1件当たりの配達時間も2,3分は短くなるだろう。よって長距離案件は試算値よりもやや効率的となるので、クエストが無い場合はロング、というバイクの基本戦略は間違ってはいない。